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Blog文字うつつを覗いていただき
ありがとうございます☺️
書道教室・習字教室を続けて28年。
始めた頃からパワー全開で、自分が出来る限りの事を、生徒さんにメイッパイ伝えよう!という気持ちを持ち続けていましたが、
今 顧りみると、スタートした頃は、伝え方の効率が良くなかったですf^_^;
わかりやすい例では…
幼児や低学年にカタカナを教える時、
多くの子が、「シ」と「ツ」の書き分けにツマズキます。
単に3画目を、下から払うか、上から払うかの違いだけじゃなく、
❌のように1画目と2画目の向きと全体の概形そのものも間違いやすいです。
ちゃんと書き分けて貰えるのに3日(つまり3週間)かかることが多かったです。
その日にうまく書けても、次の週に チョット形が曖昧に戻ってます(・・;)
(実は、オトナ生徒さんでも曖昧な人は少なくありませんでした。)
始めの5年ぐらいは、正しく書き分けて貰うのには、3レッスンぐらいは日にちがかかる、と納得して(諦めて)いました…。
ところが、5年ぐらい経ったある日、閃きました🌟説明の仕方を(*^^*)
↓このように書いて、
✳️「シ」の中に、平仮名の「し」が隠れンボしてるんだよ!
✳️「ツ」の中に、平仮名の「つ」が隠れンボしてるんだよ!
と、説明すると、幼い顔がアッ😃と、発見の顔になって
1レッスンでマスターしてもらえる事が多くなりました(^_−)−☆
でも直ぐには言いません。初見の観察力が大切ですから。
なかなか形が定まらない子にはこの手を使います😊
考えてみれば、「シ」も「し」も之から出来て、「ツ」も「つ」も川から出来ているので、
共通点があるのは当然ですよね。
因みに、このカタカナが綺麗に書けると、後々、サンズイヘンも「学」のカンムリも美しく書けます♪
種明かしをしてしまえば、ナーンダって感じですが、
この説明を思いつくのに、5年以上かかりました。
よく似ているのに「ソ」と「ン」の説明にも、平仮名を持ち出す事もあります。
大人の方への説明も、なかなか時間がかかるかぁ…と諦めていた文字にも、
何年も教室をしていると、アッ!そうだ❗️って新しい説明の仕方を思いつく事がヨクあります😊
思いついてから、「なんでもっと早く思いつかなかったんだろう」
って自分が歯痒くなったりもします😅
でも、遅まきながらも、思いついた自分を心で少し褒めます(誰も褒めてくれないので。笑)
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✏️4年生のノート↓
(左端の手本をなぞってもらった後、二番目は、右端から分割して練習してもらったら、常に手本が左にあって、左から順番に書くよりずっと上達が早いです。=約23年前の発見😊)
🌸 最近も、オトナ生徒さんの漢字とコドモ生徒さんの漢字の美しく書くための新しい説明を発見しました❗️
それは、来てくださってる生徒さん達にシッカリ伝えようと思います(*^^*)
こんな風に、コドモ生徒さんに対してもオトナ生徒さんに対しても、文字についての説明には、だいたい5年スパンで新しい発見があります🌟 (私がもっと鋭ければ、もっと短いスパンでしょうが…ご了承ください。m(._.)m)
HPのトップページに書いてる通り良質は多量からこそ得られるんです。(自社比。笑)
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先日、帰省した社会人の長男(当教室一期生)に 久しぶりに漢字をより美しく書くコツをアドバイスをしたら…
皮肉を言われました。
「なんで昔、今みたいに解りやすく説明してくれへんかったん?」と。