“垂れ”のある漢字 ~美文字への近道~

春日書塾のblog文字うつつを覗いていただきありがとうございます☺️

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(昨秋↑オトナ生徒さんが送信してくれた写メ)

春日書塾では、印刷されたテキストを使わず、指導者の直筆(または直筆のコピー)を手本にして、

上達に向けて 効率の良い指導を心掛けています(^-^)v

まず、お手本をよく観察する事は何より大切な事なのは確かなのですが(どこの書道教室でも習字・書写教室でも必ず教える事でしょう。)…

だけど、真面目に観察しても気がつかないコトって…私たち生身の人間なので ヤッパリ有ります>_<  若い頃の私もそうでした😅

そして、既に書道教室を開いていた若かりし頃の私でも(自分では書けても)、指導する際、“あと一言”が足らなかったなぁ。。。と今になって過去が歯痒いです(._.)💧

✳️今の春日書塾には、その “あとヒトコト”が 漏れ無く付いてきます‼️(お得~😁)

その【あとヒトコト】は、

29年間 書道教室で諄々と説明し続けて来た私が、加齢や容姿の衰えと引き換えに得た(苦笑)宝物!と自負しています。(自虐じゃナイよ😆自慢ダよ⁉️笑)

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その自称お宝: あとヒトコトを、自分の書道教室だけに囲って置くつもりはありません❕

人生は、思っていたほど長くナイと気付いた昨今…愚鈍な自分が時間をかけて気付いた「美文字への近道」への助言を、このblogの読者様にもお伝えしたいです。(あ⚠️当教室の生徒さんへの助言の半分未満やけどネ😛)

✳️そして、効率良く指導するコツも、コドモ毛筆手本等で教室を手伝ってくれている伏見佳蓮さん(土曜日担当)はじめ、教える力の有る人に どんどん惜しみなく伝えてから、満ち満ちた書道人生を終えたいと思っています🍀 (あ!まだまだ頑張るケド!笑)

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また前置きが長くなってしまいました(^^;;

さて 今回は、左側に垂れの有る漢字です。

原、病、産、届、圧、疲…等々

活字だと↑中身(病なら丙)は100% 垂れの入れ物にキッチリ収まっていますね〜

でも活字と同じように↓垂れの中身をキッチリ収めて書くと…窮屈そうで何か変😧💦

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私が 常々言ってるコト「活字を手本にしたら❌アカンで~」

活字って印刷のために、元の筆記体をキッチリ正方形に収まるように、なんやらデザイナー(正確には…忘れた😆)が考え出した代物です。

美しい筆記体を 印刷するための便宜上:真四角に押し込む味気ない活字が出来たワケで(勿論これはコレで多量伝達に凄く必要なので否定してません!)∴筆記用具で書く際に 活字を真似たら本末転倒😡

ありゃf^_^;) また話が横道に。。。

っで、適正な形の筆記体✏️は↓次。

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垂れの中身を少しだけ右にずらせます。ほら、安定感がでたでしょ^o^

………ここまでが、若かりし頃の私の説明。

15年ぐらい前から、(主にコドモ向けに。オトナにも言うけど・笑)「中身をギュウギュウ左に押し込めないで⚠️上から雨が降ったら右肩がちょっと濡れるぐらい出してね」って日常の事柄を例にして説明してます🐤

そして、その1つの漢字だけの説明だけじゃなく、同系統の漢字をできる限り多く書き挙げて、1つ上手くなれば3つも4つも同時に上達できるようサポートするようになりました😉

10年ぐらい前からは、なぜそう書くのか❓自問自答してわかった事を、(主に中学生以上に)お伝えできるよう努めています。(=今回なら、左の垂れの分だけ文字の左側が重くなるので、その分 右を出して 左右のバランスをとって安定させるんです。ってな具合😉)

トシを重ねて、とっても進化した私の説明力☆☆☆

自画自賛😅したところで、今回はオシマイ。

(blog中の自画自賛は、過去の私と比較してのソレですので、他で書道をご指導されておられる先生方はご理解くださいm(._.)m)

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(昨秋↑私が📷撮った興福寺辺りの空)

最近は週1しか更新出来てませんが😅また忘れず覗いてね~( ´ ▽ ` )ノ

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“垂れ”のある漢字 ~美文字への近道~」への4件のフィードバック

  1. 垂れのある漢字で以前『店』を
    書いた時に中身を少し右にずらすように!って
    指導して頂きましたねっ(^^)
    そして今回のblogで一番心に残ったのが
    『29年間書道教室で・・・加齢や容姿の衰えと
    引き換えに得た(苦笑)宝物!』って文章です!
    今、現在の先生にお稽古を受けれてる事に
    何だか喜びが突き抜けてますよ~♬

    1. あれ(°_°)『…容姿の衰え…』の文章に⁈ぐふふ(^ω^)。。。ソコかいっ⁉️苦笑(実は嬉しい♬)

      『店』の添削をさせてもらった時、果たして完璧な説明ができたかどうか…?…あやふや~f^_^;)ゴメン。
      blogアップした後で、画数の少ない『庁』はどうだろう❓とフト不安になり 書いてみたら…ちゃんと説明に当てはまったので、どうやら例外は無いようで ホッ^o^

  2. 最近、平仮名の「う」を添削する際に、「あと一言」が足らず、何と言ったら伝わるんだろう?先生なら何と言ってたかな?と悩んだ記憶があります…。先生の良く分かる説明は、本当に長年のご指導の賜物だと、実感しております。これからも、ご指導の程よろしくお願いします(^^)
    垂れのある漢字は、左右のバランスが大事ですね、すごく納得しました(>_<)

    1. 「う」…小4~大人なら、源の「宇」から説明しますが、

      低学年なら、ほとんどが ラを曲線で書いたようになるので、
      『これは「う」じゃなくて「、(点)」と「つ」やなぁ』と満面の笑みで柔らかくカラカイます(-_^) 以前「こうき君」って名の陽気な小学生が居て、なかなか名前の「う」がスマートに書けなくて、「こてんつき君」って呼んだら…教室でのニックネームにもなって♪早めに「う」も上手くなり♪♪皆んなと楽しそうに書いてたのを思い出しました♬(その子の性格に合わせて、あっさり「カタカナのラになったらアカンで~人参が立ってるみたいにスマートに」と言いながら添削する手も有ります。)

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